私はハーフの部に出場しました。
ネパールの6000m峰の登頂経験があったので、ハーフマラソンのスタート地点の標高が4400mと知って、それなら大丈夫かなと思い申し込みました。
しかしルクラからのトレッキングを開始してから食欲が全くなくなります。
日中のトレッキングは快調でしたが、食欲がなくレース前日の夕食はゆで卵2個という感じで、同行したシェルパからも心配されました。
結局レース前までに体重が5kgほど減りました。
高度順応は、割合うまくいきましたが、それでも夜中に目が覚めると頭が痛くて、水を飲んで深呼吸してまた寝るという日が続きました。
ですから当日は体調に異変が起きないように慎重に慎重に走りました。
しかし、走り出すと思いのほか調子がよく、ヒマラヤの山々やドゥードコシ川の景観を楽しみながら、ゴール。
結果はなんと3位入賞でびっくり。
3位のメダルをいただき感激です。
さらに賞金もあり驚きましたが、エベレスト地域にあるシェルパの村タメ村に寄付させていただきました。
走る前は不安が大きかったですが、振り返ってみると気温も走りやすく、景色もよく、素晴らしい大会だと思います。
不安に思う方は多いでしょうが、フルは別ですが、ハーフに関しては特別な走力は必要ありません。
トレッキングもポーターをつけたので自分の荷物は軽く、ロッジでは個室、トイレシャワー付きでインターネットもOK(一部、宿でWI-FIを買う)。日本の山を縦走するよりも快適だと思います。
多くの方にトレッキングとエベレストマラソンを楽しんでもらいたいと思います。